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 細川晶生の手技療法塾、細川晶生の整体セミナーの資料を公開いたします。実際には、この資料をもとに濃密なセミナーを行っています。  セミナーはいたるところで開催されていますが、当セミナーは、グローバルな知識と経験をもとに臨床で役立つ徹底した講義内容となっております。  どんなご質問にもお答えしております。まさに、実践的なセミナーです。
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             細川手技療法塾   2009年3月15日 文責 細川晶生

副題:

 『拘縮を一瞬で緩和する?! 

四十肩 五十肩 類似疾患の超短期改善法の検証

棘上筋腱板炎 上腕二頭筋長頭腱炎 肩峰下滑液包炎  ほか』

 

まずは、一般的な整形外科、または柔道整復理論的な定義を確認すると・・・・

「整形標準治療」より

 何らかの原因で肩関節を上に上げる時に肩峰下滑液包や腱板などの動きが障害されると骨頭の動きが制限されて痛みが生じ、関節包の縮小を起こすことが肩関節周囲炎の病態。

  慢性期になると筋力の低下が起こり、後ろから観察すると患側の肩甲骨の動きが健側に比べ早く外側に動いてしまうことが起こる(肩甲・上腕リズムの乱れ) 

 肩関節周囲炎ではX-P所見なし、造影では関節包下部の縮小を認めることがある。肩包下滑液包にプロカインを注入するプロカイン(局所麻酔剤)テストは診断に有効。

 急性期3ヵ月で改善しない場合は、MRI・関節造影検査後薬物療法、理学療法を行う

  ⇒ステロイド、キシロカイン(局所麻酔剤)、ヒアルロン酸の関節内注入、肩甲上神経ブロック。

    消炎鎮痛剤の服用、 滑液包と癒着した烏口肩峰靭帯烏口上腕靭帯の切離もしくは切除                          

   石灰摘出術 穿刺法、切開摘出術、関節鏡視下摘出術

 

治癒までの期間

短ければ2~3日、多くは3ヵ月、長くて1~2年

肩だけでなく背中、肘まで痛む人もいる。

胸が痛むのは大胸筋が加齢で縮むため。

急性期→冷却、安静

慢性期→無理をしない範囲で動かす。

治療法

干渉波・トップラー波電療法・赤外線・ウォーターベッド・神経ブロック薬物療法・関節包内矯正

                

  

柔道整復学理論」より

肩関節周囲炎

腱・靭帯の付着部、筋・腱の間隙部位などに種々の外力が加わり機械的・無菌的損傷が引き起こされ、そこで発生する疼痛は軟部組織に強いスパズムを生じ、疼痛部位を保護するため関節の運動が著しく低下する。わずか数日で組織学的繊維化を起こし、これが運動制限につながる。

症状

倦怠感、重圧感、肩部より項部や上肢に放散痛、夜間痛、発赤、腫脹、圧痛、運動痛、運動制限

急性激痛タイプ→肩外転位あるいは吊り包帯で安静固定、局所の冷湿布

亜急性鈍痛タイプ→関節拘縮を伴う。除痛、関節可動域改善のため

            物理療法・手技療法・運動療法を施す。

 

持続性の異常感覚を生じる肩

肩部の異常感覚は、その症状の発症部にある筋肉の起始・停止している頸部と 肩部に原因がある。

頸椎の上・下関節突起が形成する椎間関節を包む後関節包は脊髄神経枝の 神経末梢が分布。

 頸部に加わる外力に対し脊髄交通枝を通して肩部に異常感覚を発生させる。

 可動域の大きい肩関節が正常でリズミカルな運動を行う状況下で 体型・姿勢・生活・作業環境が外力となり、筋肉に異常緊張を与える。

 これが筋肉に循環障害を発生させ、組織のうっ血、浮腫の結果、びまん性の 筋硬結が起こる。

症状

 首すじ、首の付け根から肩甲骨周辺にかけて異常感覚の部位、程度を訴える

 頸部の運動は軽い制限を受ける。局所的に熱感や発赤は認められない。

 軽度の腫脹、筋肉に硬結、圧痛をみることがある。

 

恒例: 考えるコーナー

・肩は痛くてもうごかしていけば治るの???

・固定をすると拘縮しちゃうの???

・なんで、40~50歳代で多くの人が四十肩になるの?

・60歳以上もいわゆる四十肩なの? 

     変形や甲骨の前鋸筋への癒着、肩甲挙筋・広背筋の短縮

 

・慢性期には温めるのが一番?

・女性の更年期とは関係するの??

・肩こりがひどくなると四十肩になるか??

・なんでこんなに治療期間が長いの?

・よくある、鎮痛剤の問題

・ストレス、トラウマとの関わり 

・リラクゼーション法の紹介

・筋繊維化、瘢痕化は改善できるか?


 

より効果絶大なアプローチ法の活用

 今回は、最新の徒手医学・手技療法による適切なアプローチにより、期間を大幅に短縮し、後遺症的症状や二次的症状を最小限におさえ、患者の日常生活動作(ADL)と日常生活の質(QOL)を向上させ、さらには予防も可能にします。

  *ここでは、拘縮の激しくない機能異常性のものに関しては超短期的回復、また、拘縮・炎症の激しいものに関しては、一般的治療と比べて治癒期間を3~4分の1に短縮することを目指します!                

鑑別 「いわゆる四十肩(症候群)」の定義

     ・・・・・・基本的に、以下の疾患が消去されたときに呼ぶ。

  棘上筋腱板炎   ・・・・  ペインフルアークテスト

  上腕二頭筋長頭腱炎・・・ ヤガーソンテスト

  肩峰下滑液包炎   ・・・ ダウバンテスト

  棘上筋腱板断裂   ・・・ ドロップアームテスト → 今回はアプローチを省きます

  石灰沈着性腱板炎 ・・・・ XーP 激痛

 ⇒「いわゆる類似疾患」の場合は、それぞれの疾患名に対応したアプローチを確実に行う必要がある。そこを誤ると、「いわゆる四十肩・五十肩」へ移行してしまう確立が非常に高いので注意を要する。


  その場合の基本アプローチ

 ①損傷・炎症部位そのものに対しては・・・・物理的刺激を最小限にして、固定・補助・疼痛緩和処置をおこなう。         

   例  クライオ(冷却療法) 超音波・低周波 浅筋膜リリース 触圧覚処置

      ポジショナルリリース  ぺタップ(消痛用シール) テーピング など

  *固定に関しては、本来はある方向の動きだけ制限・補助すれば良いが、実際のところ日常的にふいに動かしてしまいがちなので、三角巾などでの固定をしたほうが良いともいえる。 

 ②周囲組織や遠隔的な手技療法をメインにする

   ・・・・肩関節に効果を発揮するポイントやツボは、意外にも多く存在するので、それを活用しない手はない。また、全身のバランスを調整することにより、確実に効果を得ることができる。

   例  頚椎・胸椎矯正(関節モビリゼーション) 骨盤矯正  股関節調整  など

⇒石灰沈着性腱板炎は、あまりにも痛みが激甚なため、現実的には整形外科の薬剤治療により疼痛を半減させたうえで手技療法を行うのが効率がよい。ただ、医師の受診をためらう人などが来院した場合、超音波や赤外線による電療を取り入れると効果を得やすい。

⇒ 石灰沈着を起こしやすい体質の方へのアドバイス

⇒患者への生活指導  鎮痛姿勢 

⇒炎症期=急性期=疼痛期・・・・・いわゆる類似疾患に準ずるアプローチ  

 凍結期=慢性期=拘縮期・・・・・・四十肩特有のアプローチ

⇒インナーマッスル(回旋腱板筋群) VS アウターマッスル 

    ・インナーマッスル(棘上筋、棘下筋、小円筋、肩甲下筋)の重要性

    ・肩のスポーツ障害

    ・いわゆる四十肩、五十肩

四十肩とは、上肢帯や上肢の屈筋群の過疲労と、広背筋、三角筋、上腕二頭筋、上腕三頭筋、がすべて萎縮している状態ともいえる。

肩甲上肢帯の動きについて

硬結の好発部位・・・・・ 烏口突起(および直下部) 烏口腕筋、上腕二頭筋長頭、短頭、

                 肩峰直下(および後部)、大結節部、肩甲棘下部

 

実際に使う即効アプローチ

 使いやすい即効アプローチ集

  ・・・・個々のテクニックを適宜使うだけで効果が得られる。10~15分程度にまとめるのもお勧めである。慣れると「あっという間の即効テクニック」になります。

 ・筋弛緩位での振動圧法、筋紡錘テクニック・・・筋緊張の緩和

 ・いわゆる肩こりアプローチのような肩甲上肢帯の押擦、押圧法

   「とても気持ちいい刺激」と「痛い刺激」を使い分ける

   特効ツボ(経穴、対称穴、 2点経穴、、神経ツボ など) の使い方

    例   肩井 肩前 肩貞 天突 烏口 会谷 コウコウ

         肩甲骨ゾーン(第4、5中足骨間) 肩ゾーン 僧帽筋ゾーン

         肩点(会谷の第2MP関節寄り

         ・手足相関理論(反射学)と対称穴理論

・神経リンパ反射ポイントのマニピュレーション(15~45秒)・・・筋の活性化をねらう

   僧帽筋の活性化・・・①乳様突起のすぐ後ろ ②烏口突起から2cm下方

   頚椎屈曲伸展筋群・上腕二頭筋の活性化

     ・・・①第2頚椎の1cm外側 ②鎖骨下で第2肋骨とまじわるところ


 

   三角筋、肩甲下筋の活性化・・・・・第2,3胸椎の2cm外側

   広背筋、僧帽筋中下部線維の活性化・・・第6,7胸椎の2cm外側

   棘下筋の活性化・・・・第2、3肋骨間の胸骨端   

     

 ・冷却療法 クライオセラピー ICT(氷による圧迫刺激)

   上腕二頭筋 三角筋 など 

 ・斜角筋 上腕二頭筋 棘下筋 肩甲下筋 広背筋
 

 ・関節モビリゼーション(関節運動学にもとづく)

    関節ロックをはずし、筋スパズムを解消する

             ⇒ 第1~3肋椎関節 肩鎖関節 胸鎖関節 

                頚椎椎間関節 上部胸椎椎間関節

    可動域を増やす⇒ 肩関節 (介助運動法、抵抗運動法、軽微振動法を混ぜる)

 ・ポジショナルリリーステクニック・・・外傷に起因するものには特に有効

   ①四十肩基本パターン ②棘上筋パターン ③棘下筋パターン

 ・局所ストレッチ法

 ・操体法、筋エネルギーテクニック

 ・触圧覚テクニックと触圧覚テーピング法


 

 細かい分析を使った、より効果的なアプローチ

  「いわゆる四十肩」の施術をするにあたり必要な検査

 ・姿勢分析(立位)

     前方頭位・・・ 頚椎の椎前筋群の筋力低下、椎間板髄核の前方変性

     前方肩位・・・ 胸郭出口症候群、または神経絞扼ダブルクラッシュシンドローム 

     肩の高さの左右差・・・高いほうの肩甲挙筋短縮、広背筋筋力低下、大腰筋筋力低下

     頚の左右の傾き・・・ 傾いた側の筋短縮、逆側の筋力低下、

                   逆側における筋筋膜トリガーポイントの発生
 

 ・首の前後屈・側屈・回旋テスト・・・・頚椎 頚部の問題を考える

 ・体幹の前屈テスト・・・ 頚が伸展位の場合は頚に問題がある

                機能的側湾、器質的側湾の判別

 ・肩関節の可動性制限・運動痛の分類

     屈曲時痛および屈曲可動域制限 ・・・ 内旋位 外旋位でそれぞれ調べる

     外転時痛および屈曲可動域制限 ・・・  内旋位 外旋位でそれぞれ調べる

    途中時痛

     初動時

     加重時痛

     夜間痛

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