細川晶生の手技療法塾、細川晶生の整体セミナーの資料を公開いたします。実際には、この資料をもとに濃密なセミナーを行っています。
セミナーはいたるところで開催されていますが、当セミナーは、グローバルな知識と経験をもとに臨床で役立つ徹底した講義内容となっております。
どんなご質問にもお答えしております。まさに、実践的なセミナーです。
× [PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。 1/18/2009 細川『手技療法』 塾 参考資料 文責 細川晶生
◇しつこい、なかなか取り切れない慢性腰痛への画期的アプローチの検証 その1
・対象疾患としては・・・・
いわゆる腰痛症、変形性脊椎症、脊椎分離すべり症、椎間板ヘルニア、脊柱管狭窄症、 姿勢性腰痛、ぎっくり腰の慢性腰痛化 椎間関節性腰痛 など・・・・・
⇒しかし、あくまで疾患名は参考程度にとどめ、実際の症状改善の糸口をさがすべき!
・今回活用する主な理論と実技
「マッケンジー椎間板理論、ポジショナルリリース理論、トリガーポイント理論、筋膜リリース理論などの効果的な活用方法を検証します」
・特に今回は、10分~20分程度の手技に、何らかの物理療法を加えることで高い効果を得られるようなアプローチを主に紹介させていただきます。
よくある、臨床上で生じやすい疑問 ・筋肉を緩めるだけで腰痛は治る??? ・また、十分に緩めることは可能か?? ・時間が足りないから効かないのか?? ・関節の歪み(脊柱アライメントや個別関節の機能異常)を取れば腰痛は治る???? ・うまく固定術を行えば腰痛は治る???? ・骨盤(仙腸関節)を調整するだけで腰痛は治る???? ・いわゆる「冷え」を取れば腰痛は治る?? ・エクササイズをすれば良くなるのか??
マッケンジ-椎間板理論の活用(ニュージーランド、理学療法)
・腰痛の原因について、椎間板を最大限に重要視する ・実は、椎間板繊維輪には痛覚受容器が分布している ⇒ 慢性腰痛では鈍痛系が多い(急性腰痛では激痛となる)
・マッケンジー症候群の新しい分類
①髄核変性症候群と繊維輪外郭の隆起(腰痛の大半を占める) ・・・繊維輪そのものからの痛み、および、隆起した繊維輪により圧迫された組織の痛み ⇒ なれの果ては真性の椎間板ヘルニア ②機能不全症候群 ・・・軟部組織の順応性短縮による、伸張痛 ③姿勢性症候群 ・・・いわゆる長時間の不良姿勢によって生じる痛み。長時間の不良姿勢後に症状が悪化 するのが特徴。
*これらを正確に判断するには、問診と反復動作テストでおこなう。前屈、後屈、側滑、回旋をそれぞれ10回ずつおこなうにつれての症状の変化(もしくは不変)を調べると分かる。ただし、この検査は臨床上、使いずらいことも確かである。よって、何回も施術したにもかかわらず、良化が得られない患者に対しておこなうことを強くお勧めしたい。
①動作の途中時痛がある⇒ 髄核変性症候群 反復動作テストにおいて症状の近位化もしくは遠位化が徐々に 強くなってくるが、近位化を導く方向が治療方針となる ②近位化、遠位化ともに起こらない。痛みは可動域の最終端付近で生じる(エンドフィール痛) ⇒ 機能不全症候群
③いかなる反復動作テストでも、症状を再現できない ⇒ 姿勢性症候群
・腰椎の生理的前彎異常の分類
○腰椎前彎過多 ・・・・・・・・髄核の前方変性 腹筋の筋力低下 背筋群の緊張・短縮 骨盤の前傾傾向 ⇒ いわゆる姿勢性腰痛(欧米型) ⇒ 椎間関節性腰痛 ⇒ 脊椎分離すべり症
○腰椎前彎減少 後彎 ・・・髄核の後方変性 腹筋の短縮 背筋群の筋力低下 骨盤の後傾傾向 ⇒いわゆる姿勢性腰痛(屈曲生活型) *日本人は特に「屈曲生活」が多いといえる ⇒ 椎間板狭小 ⇒ 椎間板ヘルニア
○「側滑現象」・・・・髄核の側方変性 それにともなう筋の異常 ⇒これを見つけ、早めに処置することにより、高い効果が期待できる
・急性期・亜急性期の急性後湾 椎間板ポンピング法 姿勢漸進的変化法 固定法 ・前彎過多のいわゆる姿勢性腰痛 妊婦 スポーツ選手 立ち仕事 歩き仕事 肥満 腹圧理論と筋膜リリースの活用 腹圧の重要性について 腹筋を鍛えたら腹圧が高まるか?? 神経リンパ反射テクニック(カイロプラクティック・アプライド・キネシオロジー) 前彎度による腹筋の鍛え方やストレッチ法の違い 毎日のトレーニングも良いが協力的でないかたには、施術中における「筋収縮の学 習・再認識的抵抗運動」がおすすめである。
・腹圧とインナーマッスル(スタビライザー筋群)
・動きに合わせた、収縮順序 ①回旋筋、多裂筋収縮 ②腹横筋収縮 ③骨盤底筋群、(横隔膜)収縮 ⇒ この順番が乱れると慢性腰痛になりやすい。 例 マッチョな腰痛持ち きゃしゃだが腰痛のない人
・筋膜リリースについて ⇒ 実のところ痛覚感受性は筋線維よりも筋膜のほうが敏感である。この点から、痛みの緩和・除去には筋膜(浅筋膜、深筋膜)の調整が不可欠である。また、筋膜リリース法はトリガーポイント療法における触診技術としても有効である。
ポジショナルリリーステクニックの活用
発生原因がはっきりしているもの(外傷、および、オーバーユース損傷) ・外傷による体性トラウマの解消の原理 例 ぎっくり腰が慢性腰痛可したケース 足関節など下肢の外傷(古傷)により、上体のバランスが乱れて慢性腰痛化 など
・オステオパスのフローレンスが提唱したオステオパシー医学 「ストレイン&カウンターストレイン」をカイロプラクティックが取り入れ、さまざまな手技療法に応用されている。 ①感覚受容器 関節内固有受容器(4つ)のなかで、特に、「第四固有受容器(侵害性受容器) の半永久的な興奮による関節痛および周囲筋群の緊張をうまく処理すること」が大切。
なぜ、興奮するか? ⇒ 炎症などの化学的刺激 長時間の同一姿勢や不良姿勢による物 理的刺激により反応する。*キャビテーションによるゲートコントロールの紹介
②腱紡錘 ・・・ポジショナルリリースではここを最大に重要視する 90~180秒の最大鎮痛姿勢を維持してから、ゆっくりと元の姿勢に戻す。 テンダーポイント(過敏点)を使い最大効果を目指す。
③筋紡錘 ・・・マッスルエナジーテクニックを加えて、最大効果を得る。
筋筋膜トリガーポイント療法の活用
・筋筋膜トリガーポイント (マイオセラピーにおける「バンド状硬結」のなかに存在する「芯」で自律神経との関連性が深いもの)による関連痛としての腰痛症状
①活性型 交感神経優位 ・・・ トリガーポイント関連痛と患者の症状が一致するもの。 重要な施術ポイントとなる。 ②潜在型 副交感神経優位 ・・・ トリガーポイント関連痛と患者の症状が一致しないもの。 さしあたって、重要でないことが多い。
・その他の分類 ①セントラルトリガーポイント 筋腹 重要 ・・・ 見つけるのが難しいが効果は高い
②サテライトトリガーポイント 付着部付近に多い ・・・見つけるのが簡単だが効果は一時的 であることが多い。
・好発部位の紹介
・短縮痛の原理と トリガーポイント性疼痛の鎮痛姿勢の観察 ・触診法: リリース&押圧法 痛くない、なるべくソフトな探し方の研究 ・阻血性持続圧法 ・ストレッチ(学習的、感覚受容器的) 物理療法の活用 冷却療法 温熱療法
*単純硬結による局所の痛みの除去について リンパ流停滞と血行不良の考え方 腱の硬結
○最後に・・・・・・最近は精神的ストレス・トラウマがその主たる原因となる慢性腰痛が増えてきた。どんな施術をしても腰痛が改善できず、先生方を悩ませる腰痛の一つとしてあげられることでしょう。この点に関しては、機会を見つけて画期的アプローチ法を紹介いたします。
例 緊張性筋炎症候群・・・最近特に多くなったストレス原性の腰痛 繊維筋痛症(免疫系、リウマチ化) 仮面うつ病状の腰痛 PR |
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職業:
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